算命学 / 十大主星 / ろくぞんせい
禄存星の意味
算命学の十大主星のひとつ、禄存星(ろくぞんせい)は、人を惹きつける引力本能が陽に働く星とされ、惜しみなく与える愛情、奉仕の心、人望と財の巡りを象徴すると伝えられてきました。禄存星を持つ人の気質と、日々への活かし方を解説します。
禄存星は、与えることで人を惹きつける引力本能の陽の星で、見返りを数えない愛情の深さと奉仕の心、人と財が自然と巡ってくる人望を象徴するとされています。
この星の本質
禄存星は、十大主星のうち引力本能が陽に働く星とされます。引力本能とは、人やものを自分のもとへ引き寄せる心の働きのことで、陽の禄存星では、それが「まず自分から与える」という形で現れると伝えられています。困っている人を放っておけない世話焼きの情。喜ばれることが自分の喜びになる心。与えた分だけ人望として返ってくる、愛情の循環がこの星の本質と語られます。
性質と象徴
禄存の「禄」は、財や恵みを意味する古い言葉です。禄が存る星という名の通り、財との縁が深いとされますが、その財は蓄え込む財ではなく、人のために使われては戻ってくる回転の財と伝えられてきました。気前よく振る舞い、贈り、もてなす。その循環の中心にいる姿が、この星の象徴です。愛情もまた同じで、注いだ愛情が人望となって本人を支えると語られます。
この星を持つ人へ
禄存星を持つ人は、頼まれる前に手を差し伸べる情の深さと、自然と人が集まってくる魅力に恵まれるとされます。その半面、誰にでも尽くして自分をすり減らしたり、喜ばれたい思いが強く出て見返りを期待してしまうこともあると言われます。与える相手と場面を選ぶこと、そして時には受け取る側に回ること。循環の星は、流れが一方通行になったときに疲れると伝えられています。
日々への活かし方
禄存星の象徴は、人に喜ばれることが成果につながる営みと相性がよいとされます。もてなし、世話役、贈りものの気配り――そうした場面でこの星の引力が生きます。お金についても、貯め込むより、生きた使い方をしたときに巡りがよくなる星と伝えられます。ただし大盤振る舞いと親切の線引きは意識的に。自分の器から溢れた分だけを差し出す、と決めておくと循環が長続きします。
算命学での位置づけ
陽占の人体星図では、十大主星が頭(目上)・右手(配偶者)・胸(本質)・腹(目下や才能)・左手(友人)の5箇所に配され、禄存星が出た部位に、愛情と人望の向かう先を読みます。胸にあれば与える愛情そのものが本質と伝えられます。この星は日干が剋する五行のうち、日干と同じ陰陽の干から生まれる星で、四柱推命の偏財に相当します。
よくある質問
Q. 禄存星はお金持ちの星と聞きましたが、本当ですか?
財との縁が深い星とされますが、蓄える財ではなく、人のために使われて巡ってくる回転の財と伝えられます。財運を保証する意味ではなく、循環の気質と読むのが適切です。
Q. 禄存星の注意点はありますか?
誰にでも尽くして自分をすり減らしやすい点とされます。与える相手を選ぶこと、時には人の厚意を受け取る側に回ることが、循環を保つコツと伝えられています。
Q. 禄存星と司禄星の違いは何ですか?
どちらも引力本能の星ですが、陽の禄存星が与えて巡らせる愛情と回転財の星なのに対し、陰の司禄星はコツコツ蓄えて守る堅実さの星とされます。
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