算命学 / 十二大従星 / てんそうせい
天馳星の意味
算命学の十二大従星のひとつ、天馳星(てんそうせい)は、肉体を離れて天を馳せる魂の姿に重ねられた星とされ、点数は最小ながら誰より速い瞬発力、遠くへ届く行動半径、精神の自由を象徴すると伝えられてきました。天馳星の気質と、日々への活かし方を解説します。
天馳星は、肉体の重さから解き放たれて天を馳せる魂に重ねられたエネルギーの星で、思い立った瞬間に動き出す速さと、距離をものともしない行動半径、何にも縛られない精神の自由を象徴するとされています。
この星の本質
天馳星は、人の一生を12段階になぞらえた十二大従星の最後に置かれ、肉体を離れた魂が次の生へ向かって天を馳せる段階に当たる星とされます。エネルギー点は最小の1点ですが、弱さの印ではありません。重さを持たないからこそ、どこへでも一瞬で飛んでいける。考えるより先に現地に着いているような身軽さと速さ——それが天馳星の本質と伝えられています。
性質と象徴
天馳の「馳」は、馬が駆けるように速く走ることを表す字です。この世とあの世の境を軽々と越えていく魂の姿から、天馳星は、距離や常識の壁に縛られない自由の象徴とされてきました。遠方や海外との縁、二つの場所を行き来する暮らし、同時にいくつもの役目をこなす多忙。じっとしているより動き回っているほうが調子の上がる、風のような気質が語られます。
この星を持つ人へ
天馳星を持つ人は、決断から行動までの速さと、環境が変わっても物おじしない適応力に恵まれるとされます。その半面、ゼロか百かの極端さがあり、興味を失った途端にぱたりと止まる波の大きさも指摘されます。持久走の星ではないのですから、短距離走の連続として人生を設計してよいのです。全力で駆けては休む。その呼吸を自分に許すと、速さは疲弊ではなく武器になります。
日々への活かし方
天馳星の象徴は、スピードと移動のある営みと相性がよいとされます。腰の重い案件の先陣を切る、出張や旅の多い役回りを担う、離れた場所や人をつなぐ——そうした場面でこの星の機動力が生きます。長い停滞はこの星の質に合わないため、動けない時期にも小さな移動や変化を意識して仕込むこと。直感的に「今だ」と感じた瞬間の初速こそ、この星の最大の資産と伝えられています。
算命学での位置づけ
陽占の人体星図では、十二大従星が左肩(初年期)・左足(中年期)・右足(晩年期)の3箇所に配され、天馳星が出た部位の時期に、この星の質が強まると読みます。天馳星は十二運の「絶」に当たり、エネルギー点は12段階中で最小の1点。ただし点数は優劣ではなく、蓄えの重さを持たないぶん誰よりも速く動ける、瞬発型の質のエネルギーと伝えられています。
よくある質問
Q. 天馳星の1点は最弱という意味ですか?
いいえ。点数はエネルギーの質を表し、天馳星は重さを持たないぶん初速と機動力に優れる瞬発型の星とされます。弱さではなく速さの星と読まれます。
Q. 天馳星は海外と縁があるというのは本当ですか?
伝承では距離に縛られない星とされ、遠方や海外、二拠点の暮らしとの縁が語られてきました。物理的な移動に限らず、行動半径の広さ全般の象徴と読まれます。
Q. 天馳星の読み方は「てんそせい」ですか?
「てんそうせい」と読みます。馳せるという字の通り、天を駆ける速さを表す名で、当サイトのページ表記もこの読みに揃えています。
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