紫微斗数 / 天府系・多才・魅力
貪狼星の意味
紫微斗数の14主星のひとつ、貪狼星(たんろうせい)は、14主星いちばんの桃花星とされ、あれもこれもと望む旺盛な欲と、それゆえに身につく多才多芸、人を惹きつけてやまない魅力を象徴すると伝えられてきました。貪狼星を持つ人の気質と、日々への活かし方を解説します。
貪狼星は14主星いちばんの桃花星とされ、あれもこれもと望む旺盛な欲、その欲が身につけさせる多才多芸、そして場を華やがせ人を惹きつける天性の魅力を象徴すると伝えられています。
この星の本質
貪狼星は欲の星と呼ばれます。ただし紫微斗数でいう欲は、卑しさの烙印ではありません。欲しがるから学ぶ、欲しがるから動く、欲しがるから身につく――欲は生命力そのものであり、14主星の中でもっとも旺盛な生命力を持つ星がこの貪狼星と伝えられてきました。「桃花」に化すとされ、その生命力は人を惹きつける魅力・人気として表に現れます。
性質と象徴
名は「貪る狼」。狼は牙だけの獣ではなく、群れも単独もこなし、状況を読み、粘り強く追う知恵者です。古くから貪狼星は宴の星・芸事の星とされ、歌や酒の席、社交の場で真価を発揮すると語られてきました。五行は陽の木で、水の気も帯びると伝えられます。伸びる木の成長力と、形を変える水の柔らかさ。両方を備えるからこそ、この星は何にでも化けられるとされます。
この星を持つ人へ
貪狼星を持つ人は、器用さ、社交の才、場を明るくする華に恵まれるとされます。その半面、手を広げすぎて器用貧乏に終わりやすく、誘惑にも流されやすいと言われます。欲を消す必要はありません――欲に順位をつけてください。「いちばん欲しいものは何か」を折にふれて自分に問い、そこへ最初の力を注ぐ。それだけで、散らばっていた多才が一本の武器に束ねられます。
日々への活かし方
人と場を盛り上げる役、表現や芸事、人前に出る持ち場で、この星の華は自然に生きます。多趣味は浪費ではなく、思わぬところでつながって花開く財産と伝えられるので、柱を一本立てたうえでなら大いに広げてかまいません。また古い伝えでは、貪狼星は修養を積むことで大きく化ける星ともされます。遊びの中に学びを一滴混ぜる習慣が、この星をいちばん遠くまで運びます。
紫微斗数での位置づけ
貪狼星は北斗第一星とされ、五行は陽の木(水の気を帯びるとも)、「桃花」に化すと伝えられる第一の桃花星です。天府系8星のひとつで、命盤では天府星から順行2つ目の宮に置かれ、七殺星・破軍星とは常に三合の位置に並んで「殺破狼」と呼ばれる変動の組み合わせを作ります。
よくある質問
Q. 桃花星というのは、モテる星のことですか?
恋愛に限らず、人が寄ってくる魅力・人気・華の星を指します。貪狼星はその筆頭とされ、社交や表現の場でその引力が現れると伝えられています。
Q. 欲深いのは悪いことではないのですか?
紫微斗数では欲を生命力の型として読み、善悪をつけません。向け先と順位づけしだいで、旺盛な欲は学びと成長のいちばんの燃料になるとされます。
Q. 飽きっぽくて、何も長続きしません。
間口の広さはこの星の才能です。全部を続けようとせず、柱を一本だけ決めて残りは出入り自由にすると、多才が散らばらずに束なると伝えられます。
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